2013年7月28日日曜日

終の信託



これまた試写会にて、見させて頂きました。

オススメ度:
★★☆☆☆

一言で、長い、疲れる、休まることの無い重圧感と嫌悪感が残る映画でした...

この映画の内容は予告を見る方が分かりやすいと思うので貼っておきます。

正義とはなに?
人間の尊厳ってなに?
本当の愛をもってしても、罪になるの?

2時間45分という長さがありながらも、2人の愛の深まりを丁寧に描写できているわけでもない...
無駄なシーンが多いように感じました。
時間をかけているのに、伝わってこないというのは見てるこっちも辛いものがあります。

大沢たかおさん演じる検事のすごい迫力に圧倒された、のと
役所広司さんのリアルな喘息の演技、浅野忠信さんのこれ以上にない最低な男などなど
魅力的な点はいくつかあるのですが、私にはまだ早かったのか しっくりこない映画でした。

違和感がある部分もいくつかあったんです。
役所広司さんの最期の時、 家族を差し置いて遺体にすがりつき号泣する主人公を見て
家族はどう思ってるのか...と若干引いてしまいました。
それとあの家族の冷たい雰囲気、私には理解出来ません。
暖かい最期を迎えられないというのが、人生において一番不幸なことなのかもしれません。

最後に残るのは、疲労感、最初から決めつける検事への嫌悪感です...

この映画はラブストーリーのジャンルに部類されるのだろうけど
終末医療や検事の手法などの簡単には答えの出せない問題について、考えさせられる映画です。

そういう意味では、★2つというのはちょっとひどいかなと思いますが
非常に疲れる映画でしたので、もう見たくないです。
映画館で見るタイプの映画でもないし。

私は小さいころから今までの間、何度か母の父、おじいちゃんの最期の話を聞きます。

おじいちゃんは私が生まれる前、56歳の若さで癌により亡くなったそうで
おじいちゃんの苦しむ姿を見ているのは辛かった、
殺してくれと頼まれた時は、早く楽にしてあげたいと思ったけど、どうすることも出来なかった
と母はいつも言っています。

そんな話を聞いていたから、この映画を見たときにふっと思い出しました。

本当に愛しているなら、早く楽にしてあげたいと思うのは当然だと思います。
もう助からないのに、耐え難い苦痛だけを受けている状況というのは...
もし、自分だったら、早く楽にして欲しいと思いますから...

それでも楽にしてあげることは殺人になってしまうんですよね。
この映画で初めて知る安楽死になる条件を満たさなければ...。

人間の死について、人間が口出ししすぎな気がしました。

草刈民代さん演じる彼女がしたことは究極の愛の形だと思うので
それが殺人ということで幕を閉じてしまったことが非常に可哀想だと思いました。

これを機に、自分の最期について、今流行している「終活」について
考えてみようかなという気持ちになりました。

現代は大変ですね、死ぬにも金がいるし、準備が必要なんて。


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